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9月11日(日) ミレニアム・ブリッジから臨むセント・ポール寺院。イギリスらしい灰色の空です。 [現地報告]


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 研修も今日一日を残すのみとなりました。 [現地報告]

 皆さん、こんにちは!

今日はええと、9月12日(月)、ロンドン時間で朝11時になろうかというところです。

オックスフォード便り、もう一度ぐらいはできるかと思っていたのですが、忙しさにかまけてとうとうロンドンにまでやってきてしまいました。期待していた皆様、申し訳ありません。

でも、たった3週間のうちにどれだけ参加者の皆さんが色んな意味で「変わった」か…それだけはお伝えしておきたいと思います。彼らの表情の変化に思いをはせるだけでも今回の研修の意義深さが実感されます。

オックスフォードを出発した10日の朝は、みんなホストファミリーと涙、涙、涙の別れだったようです。集合時刻に集まったとき、泣き疲れた全員の顔があまりにしんみりしていたので、私までしんみりしてしまいました…。 だからオックスフォードの最終日の朝は、写真がありません。

フェアウェルパーティの御礼にと、ケーキを学生みんなに作って持ってきてくれたホストマザー。「今までの学生の中でもあなたは特別にいい子だったわ」と、自分のとお揃いのピアスをプレゼントしてくれたホストマザー。みんなが得たものは、そしてみんなが家族にもたらしたものは、語学の勉強だけではない、もっともっと大きな何かでした。体験こそ違うものの、みんなその「何か」を感じていました。そして…

「もっとオックスフォードにいたい!」

オックスフォードを出る直前、参加者のみんなの気持ちが痛いほど伝わってきました。

そして今。

私たちは、ロンドンのサウス・ケンジントンにある大学寮、Imperial Collegeにステイしています。10日のロンドン到着後から明日、13日の朝まではフリータイムになっていますが、どちらかといえば学生たちはみな、別れが迫った仲間たちの関係を深く結ぼうと努力しています。

イギリスへ来てから友達、というよりは「仲間」という意識が強くなったのかも知れません。フリータイムも自主的に予定を立て、自分たちの力でロンドンを知っていこうという独立自尊の精神が支配的になりました。受け身になったり、寮の一室に閉じこもったり、身体の不調を訴えたりしている人は誰もいません。朝食の時間、そして夜寮に戻ってから、一階のホールでそれぞれの学生から今日は何をした、どこへ行った、何を食べた、という報告を聞き、明日は何をするつもりなのかを聞いて、アドバイスを与えるのが今一番の楽しみになっています。

学生ひとりひとりが経てくる小さな冒険の数々に耳を傾けながら、ゆっくりした時間が持てるなんて、究極の幸せだと思います。

明日の今頃の時間は、私たちはヒースローに向かうバスの中。学生の中には「今回は機内食が出るのでしょうか」という質問を真顔でしてくる者も少なからずおりますが、今回は大丈夫よね? 

ということで、次には日本から総括を行ないたいと思います。これまで日本からご心配くださった皆様、お子様を案じて見守ってくださったご両親、ご家族の皆様、本当に、本当にありがとうございました。この便り、まとめればこんなところになりましょうか。

「ミナゲンキ。ヨテイドオリアスニホンヘシュッタツ」

高木眞佐子@ロンドンでした。


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